キッチンの通路、どのくらいの幅にするのがベスト!??
新築やリフォームをする際、「キッチンの通路幅をどのくらいにしたら良いのか??」とすごく悩むポイントだと思います。ここでは我が家の通路幅についての体験談をご紹介。
キッチン通路幅70cmが鍵?築4年経験者が語るギリギリサイズ
築4年。住みやすさや改善点がいろいろとわかり、一人反省会を開くこともしばしば。
キッチン通路幅については「このくらいにしたい」と決めたのではなく、「いろいろなスペースを順番に決めて行った結果、こうなった」という状態なのですが、意外と満足しています。
キッチン通路幅は、一人でキッチンに立つのか、二人なのか、またはそれ以上なのかによっても変わるのかもしれませんね。
私は一人でキッチンに立つであろう・・・との前提だったのですが、最近娘が大きくなり(4歳)一緒にキッチンに立つことも多く(ステップに乗っての作業)二人並んで作業しています。
ステップが少し邪魔ですが、並んで作業するという意味では、なんら問題ない通路幅という印象。
しかし、毎日二人以上の人数で料理を作り続けるのかというとそうでもなく、キッチンの片付けをする際には一人でやった方がスムーズに動けるので、「キッチン=一人で作業する」と考えても良さそう。
そしてキッチン通路幅だけを考えるのでしたら好きに決めるのでも良いのですが、キッチンでは冷蔵庫に行ったり戻ったり、収納棚からお皿を出す・しまう・などいろいろな動きがあります。
そのため動線や頻繁に行う作業について考えるのが良いですね。
まずは私の家ののキッチンの大きさ・背面収納・冷蔵庫・ゴミ箱の位置についてご紹介。
対面キッチンと背面収納
こちらのキッチンは、間口2700・背面収納は900幅の引き出しを3台くっつけた2700。(同じ2700ですがスタート地点は少しずれています。)
背面収納は、高さのある収納棚を使っておらず、全て同じ高さのものにしています。
高さのない背面収納は、とても便利でおすすめです。
そして、背面収納とキッチンの収納は全て引き出しです。
冷蔵庫・ゴミ箱 ※注意点あり
キッチンの一番奥に冷蔵庫とゴミ箱を設置。
冷蔵庫やゴミ箱の使用頻度はとても高いので、できればできるだけリビングにも近く・水まわりや作業スペースに近い方が良いのだと思うのですが、私はどうしても見えないところに置きたかったのです。
特に冷蔵庫については、「冷蔵庫用の収納」を考えてしまうくらい冷蔵庫を隠したかった・・・しかしキッチンの奥に置き場所を決めることで解決。
ゴミ箱についてはニオイが気になるので、窓の近くに置きたいと希望した結果、冷蔵庫の隣の窓際に決定。
当初夫には「ゴミ箱遠い・・」と言われましたが、今では「ニオイのことを考えるとここで良かったか」と納得しているようです。
そしてここで、冷蔵庫の設置場所をキッチンの一番奥にしたい・もしくはする予定という方へ注意点があります!!
私の家の冷蔵庫は、アパートで二人暮らしをしていた時に使っていたものを持ってきました。
本当は「新築には新しいものを!」と思っていたのですが、プレゼントでいただいたものだったことと・まだ使えるという理由で利用しています。
そして・・・
引越しの際、引っ越し業者の方に「この冷蔵庫に合わせて(通路を)作ったんですね(^ ^)」と爽やかに言われてしまうほど、冷蔵庫の幅と通路がぴったりギリギリでした。
一番奥の通路が少し狭くなっていたので、もしも冷蔵庫が引っかかってしまったら、冷蔵庫を置けなかった・・・。
最悪通路を通れる冷蔵庫に買い替えでしたね。
なので間取りや収納位置にもよると思うのですが、冷蔵庫をキッチン奥に設置する場合は、冷蔵庫の大きさも考えて通路を作らないと大変なことになってしまうので気をつけてくださいね!!
我が家の「キッチン通路幅」公開
□我が家のキッチン通路幅□
一番広いところで(約)74.5㎝
一番狭いところで(約)68.5㎝
見た感じはどうでしょうか?狭いですか?
画像左の奥に先ほどの冷蔵庫が置かれています。次に購入する冷蔵庫については機能よりも「まず幅」から考えなければなりませんね・・。
続いて通路幅74.5cmのメリットやデメリットについても正直にご紹介。
キッチン通路幅74.5センチの【メリット】
まず74.5cmの通路幅にして良かったなと思うことは、ズバリ片付けるのが楽!
□食洗機(キッチン側)と背面収納の引き出しを引き出した状態□
大きいフライパンや鍋などは手で洗うのですが、お皿やコップやスプーン・箸などは食洗機で洗います。
食洗機はキッチンの真ん中くらいにあります。
そのため背面収納のどの引き出しにも距離が近いため片付けがとてもスムーズ。
特に一番使用頻度の高いものは真ん中からキッチン入り口に近い方の引き出しにしまっているので、パパッとしまうことができ本当に楽です。
食器を片付けるのに1・2歩でも歩かないといけないというと結構面倒。
□全開に両側から引き出した時のぶつかり具合の画像□
両側をしっかり最後まで引き出すと、少しぶつかります。
しかし普通に開ける分にはあたる?あたってない??くらいの状態なので、問題なし。(※フライパン収納に使用している無印ボックスの値札がそのままで恥ずかしい。)
そして作った料理を乗せるお皿を取り出すのも簡単!
振り返れば電子レンジや炊飯器があるので、電子レンジでジャガイモの蒸し調理→フライパンに投入なんてことも振り返るだけでできるので本当に楽。
ご飯をよそったり・作った料理をお皿に乗せる・とりわけ皿を持つ→ダイニングへ運ぶという一連の動作もかなり時短できます。
家事に時短を求める方にとっては、かなり都合の良い間取りなのではないでしょうか。
キッチンメーカーによっても違うと思いますが、キッチン側と背面収納側の引き出し同士がぶつからないところ・・・と計算すればキッチン通路幅を決められそうです。私の家の通路幅74.5cmはギリギリラインなのかもしれません。
しかし引き出しを両方全開にすることは、片付ける時以外ないのですが・・・でも大事。
キッチン通路74.5cmの【デメリット】
「収納しやすいし家事の時短ができるのはわかったけど、人とすれ違うのに狭くないの??」
正直に言います。
一人で作業するには全く問題ありません。
むしろ作業がスムーズすぎてとてもおすすめしたい通路幅。
しかし、私がフライパンで炒め物をしていたとしたら、後ろを通る時に少し気を使う感じに通れば大丈夫。
「じゃ狭いんじゃん!!」と思われた方もいらっしゃると思いますが、レストランの厨房でもない限りそんなに人が行ったり来たりすることはないはずです。体を少し斜めにして通れば問題なし!
ということでデメリットはあまり思い浮かばないです。
しかし通路幅が狭いから作業が時短できる!!と言いたいのではなく、やはり最低限の通路幅は必要です。
それは、我が家のキッチン通路幅の一番狭いところが68.5cmと記載しました。
その部分に関しては本当に狭い。
自分一人が通るだけでも狭さを感じます。お互いが避け合わないとぶつかってしまう。
ほんの6cmくらいなのですが、かなり違いを感じます。
経験者がすすめる通路幅とは!?
おすすめは私の家より、少し余裕を持った74.5〜80cmが良いのでは。
間取りや収納棚の並べ方にもよるので一概には言えませんが、私がもう一度家を建てるのならば、キッチン通路幅は74.5〜80cmで決まり!
通路幅が80cm以上あいていると無駄な動きも多くなるので経験者としてはあまりおすすめではないです。
キッチン通路幅を大きくとり、広々したところで作業したい!というのなら良いですが、「そんなに通路幅は必要ないかな」という方は、キッチン通路分をキッチン背面収納の場所として確保したり、リビングを広くとったりと限りある空間を有意義に使ってみることをお勧めします。
【キッチン通路幅70cmが鍵?築4年経験者がすすめるギリギリサイズ】まとめ
キッチン通路幅の体験談でした。
家を建てるときやリフォームをするときなど、図面上ではなかなかイメージしにくい部分なので、どなたかの参考になったら嬉しいです。
ここまでお読みくださりありがとうございます!